金曜日, 10月 27, 2006


今年もCHADDに来た。今日は、午前は薬関係の最近の動向のセッション、午後は休んで、夜はバークレー先生の成人AD/HDの講演を聴いた。

そうか、バークレー先生は最近は成人関係の研究に力を入れてるのね。まずは写真を押さえて、と思って最前列の右端で聞いていたら、結構凄いことをやろうとしている。

AD/HDの診断基準はDSM-IVなどいくつかあるが、歴史的経緯から小児に対する基準になっていて、成人を判断しようとすると限界がある。だから、成人に関する新しい診断基準を作るためにNIHの金を入れて結構大掛かりな調査を行っていて、その調査の現状が報告されている。数字というものは情け容赦が無い。人生のいたる所でAD/HD的困難にぶつかっているさまが、次々と棒グラフで流れていく。隣の、メキシコから来たセラピストのお姉さんと「Oh...」とため息を連発。

DSM-IVの9の症状のうち6は成人にはいらないね。とか、6歳で症状が表れるという「6」というマジックナンバーは考え直して、14~16くらいが適当じゃないか。とか、衝撃的な事をおっしゃる。むむむ。

遠からぬうちに、成人の診断基準が誕生することになるのだろうか。